June 20, 2008
Kimberly 葛飾
30代女性 茶色の前歯と再矯正
Bracket
Off
今日の一番はKimberly 葛飾でした。
Bracket Offです。
Bracket Bondingが
2008年12月6日でしたから、
約6ヶ月のブラケット装着期間でした。
Bracket Off直後の様子です↓。
06/13/09 本日の様子↑
Kimberly 葛飾の場合、
一度失敗の歯列矯正をされているので、
前歯の位置と奥歯の関係が
まだ十分ではありませんが、
DPをすれば簡単に治るので、
来週以降に期待です。
昔は
ブラケットが外れた瞬間が
最高の歯の位置関係
であるとされていた
のですが、
DPの利点が広く知られるようになった今は、
DPをして最後の仕上げをする!
という具合に
アメリカ歯科標準治療は変わってきています。
特に、
その人に合った噛み合わせは、
歯列矯正後に、
各自が自分にあった
機能によって決まるものであり、
それは顔の筋肉の動きや
緊張関係に支配される!
と考えられるようになってきました。
歯列矯正の大家とされる
William R. Proffit先生は、これを
Soft Tissue Occlusion
と呼んでいます。
従って、日本の歯医者さんたちが、
歯列矯正をするときに熱心になる、
上の前歯の真ん中と
下の前歯の真ん中が合う
(上下の正中が合う)!
ということに熱中する
アメリカの一流Dentistはいなくなりました。
Kimberly 葛飾の場合は
下の真ん中の歯を抜いているので、
はじめから正中が合うはずはないのですが、
ここでは一般的な話をします。
合えば、それはそれでOK
(形態的正常)
だけど、他にもっと
大事なことがあるので、
それらを犠牲にして
無理矢理合わせる必要はない!
という考えです。
以前は歯の模型を咬合器に付けて、
理想的だと思われる歯の位置関係を
見つけ出して(このステップは今でも重要!)、
その通り動かして、
形態的正常を最終目標に
歯列矯正をしていました
が、
今は、一応形態的正常は考慮にいれつつ、
最終的にはブラケットが取れた後に、
DPを利用して、
機能的正常を最終目標にする!
という具合になっています。
従って、Kimberly 葛飾も含め、
日本の歯医者さんに形態的正常を最終目的に
歯列矯正をされた人の中で、
顎関節症になってしまう人たちが絶えないのは、
機能的正常が
全く考慮されていないため、
噛み合わせがBO後、
どんどん悪くなっていく!
という理由によるものなのです。
ということで、Kimberly 葛飾が、
復活をかけた歯列矯正の経過です↓。
11/08/08 Kimberly 葛飾の初診時の様子↑
12/06/08 B.B. 直後の様子↑
01/10/09 調整1回目の様子↑
02/21/09 調整6回目の様子↑
03/29/09 調整9回目の様子↑
04/25/09 調整13回目の様子↑
06/06/09 調整17回目(最終)の様子↑
06/13/09 本日Bracket Off直後の様子↑
Kimberly 葛飾の再矯正は
ご覧のように最短で理想的な結果になりました。
治療方法として
スリーインサイザル(3本の前歯)
を選んだことが大成功の原因になりました。
ここでスリーインサイザル(3本の前歯)の
症例をもう一人見ておきましょう。
上の側切歯2本が、
通常よりは細いペッグラタラルで、
下のアーチを縮めるために
Kimberly 葛飾同様
下の前歯を1本抜いて、
スリーインサイザル(3本の前歯)にした
Kimberly 葛飾より6年以上
G.V. BLACK DENTAL OFFICE
歯列矯正治療先輩の
ジョディ元町です↓。
05/01/02 ジョディ元町の初診時の様子↑
05/29/03 ジョディ元町 BO直後の様子↑
02/19/09 ジョディ元町が機能的正常を
確立している様子↑
ジョディ元町とKimberly 葛飾の症例は、
ジョディ元町が出っ歯の横顔
Kimberly 葛飾は受け口の横顔
と正反対の見かけでしたが、
横顔に問題がある!
ということでは共通していて、しかも、
歯の前からの写真だけ見ると、
素人では治療前と治療後の違いは
良くわからない
のに、
本人の弁を聞くと、
そんなコンプレックスは
吹っ飛んでしまっていて、
非常に盛り上がっている
ということです。
ジョディ元町は上の小臼歯 2本と
下の前歯を1本、
Kimberly 葛飾の場合は下の前歯を1本
上と下のデンタルアーチの
バランスを合わせるために、
歯を抜いた
ので、デンタルアーチ自体が小さくなり、
その結果、
顔が小さくなり、
噛み合わせも向上して、
本人は綺麗になり、
元気になったのがわかる
のですが、
劇的に変わった顔を、
いろいろな角度から
見ることのできない人には
わからない!
という状態になっているからです。
アキバ騎士団の人々は、これからKimberly 葛飾に
会うことがあるでしょうから、
G.V. BLACK DENTAL OFFICEで
やる歯列矯正は
日本の歯医者さんのやる
歯列矯正とは、
機能的にも審美的にも
全く違った結果になる
ということを、自分の目で再確認するように。
Kimberly 葛飾は盛り上がっていますが、
まだまだ
DPでやる機能的正常を求める
歯列矯正は続く!
ので、元気になって
実年齢マイナス10才の雰囲気を
キープしているジョディ元町
の後に続いて、
完璧な機能的な噛み合わせを確立するまで、
油断は禁物ですからがんばるように。
参考資料
00. 最新の歯列矯正質疑・応答
[27] BO・プロフィー 投稿者:Kimberly葛飾
投稿日:2009年 6月14日(日)23時02分41秒
書き込み遅くなりました。
今回はBO、プロフィー、DPの印象を取りました。
終わった後自分の歯を見た感想は、
こんなに私の歯はきれいだったん
だ・・・と思いました。
歯垢等をとっていただいたのでとっても白く見え
(それでも他の人よりは黄色い歯なのですが)
美しいのです。
かねがね、矯正は治療ですが
芸術の様だとも思っていました。
歯がだんだんきれいに美しくなっていく・・・
これも芸術のうちの一つだと思います。
以前の矯正の時もそう思いましたが、
実際は贋作にも満たない巨悪に、
苦しめられることになったのですが。
しかし山崎先生は本物ですから、
このまま次回出来上がるDPをつけて
指示どおりにしていれば安心です。
余計な心配をしないで済むと思うと
本当にうれしいです。
GVBDOの皆様、今回もありがとうございました。
来週もよろしくお願い致します。
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