20代で歯がぼろぼろになり30代で総入れ歯になるのではないか
という恐怖心を常に持ち続けていた鞍作路加の記録 Youtube↓
July 26, 2006
鞍作路加(くらつくりのルカ)
30代女性 前歯のない人の歯列矯正
#7,10,11 RCT
今日の一番は鞍作路加(くらつくりのルカ)でした。
修復治療の始まりです。
G.V. BLACK DENTAL OFFICEの
最初の修復治療は通常、一番簡単なものをやり、
G.V. BLACK DENTAL OFFICEの雰囲気に
慣れることから始めるのですが、例外があって、
テンポラリーや取れたところがあると
緊急治療ということで、
そこが一番最初の治療となります。
鞍作路加(くらつくりのルカ)の場合は、
上の前歯の#7,8,9,10にテンポラリーの
ブリッジがあるので、テンポラリーである以上、
ここが最初となりました。
しかも、この歯は日本のハイシャさんで
何度も神経を取る治療をされたにもかかわず
常に痛みがあり、
小鼻の横に違和感がある
ということで、
明らかに日本のハイシャさんでの
治療が失敗している以上
アメリカ歯科標準治療において
ルートカナル
(Root Canal Therapy・RCT)
と呼ばれる
緊急治療を要する歯
ということになります。
ということでまずは
ラバーダムを装着して治療の開始です。
テンポラリーのブリッジを除去した後、
アメリカ歯科標準治療のRCTは
通常1回のアポで2時間30分ほどかかりますが
いきなりRCTの2時間30分の治療が続くのは、
日本のハイシャさんの15分の治療に
慣れ親しんだ患者にとっては
かなりのサプライズになります。
しかし、
鞍作路加(くらつくりのルカ)は
覚悟を決めてG.V. BLACK DENTAL OFFICEに
来たので、
このくらいのことなら
簡単に乗り切ることができます。
治療前のPAです↓。
07/26/07 治療前の様子↑
PAというのはPeriapical X-rayの略で、
国際学会で質問に立った日本の有名大学の教授が
「デンタル!デンタル!」を連発して
誰も理解できず、
自称国際派のメッキが剥げたことがあるそうです。
自分のデンタルIQを高めたい人は、
アメリカの常識に追いつくことが
当面の目標ですから、
たった今からデンタルは止めて
PAと呼ぶことにします。
日本のハイシャさんはこのPAを見ても
どこをどう見たら
いいのかわからない
ので苦し紛れに、問題ない!
と間違いなく言いますが、
これは次のPAに映る#7を見てもわかるように
病巣が爆発しています。
07/26/07 治療後の様子↑
鞍作路加(くらつくりのルカ)の
上の前歯はP&C(ポストアンドコア)が
#7のように深かったり、
#10のようにガタパーチャが異様に固かったりして、
虫歯も大爆発している根幹内での戦いは
壮絶な状態になっています。
#10ではこともあろうか
山崎先生のチタンのファイルが
7mmも破折して歯の中に残ってしまいました。
このような場合、
日本のハイシャさんのように
知らないふりをして
さっさと終わりにしてしまうと、
根尖病巣を放置することになり、
そうすると、
今ある病巣が更に爆発を続け、
数年後に抜歯になるのは
確実ということになります。
それに加えて、山崎先生の場合は
世界の一流のデンティストとしてのプライドが、
こんな「どべた」な治療を
することを許さないので、
明日は
破折ファイルの処理をさせたら
日本では間違いなく一番!
と言われている山崎先生の技をショウオフして、
鞍作路加(くらつくりのルカ)の
#10は根幹を塞いでいる破折したファイルが
取り除かれ、
そこから病巣を攻撃する薬が
#7のように病巣にたどり着くので、
炎のようにPAに映し出される病巣の話題で、
北海道中が大騒ぎになります。
注意)鞍作路加(くらつくりのルカ)の
Dental Diaryは、鞍作路加(くらつくりのルカ)の
小学生の娘であるエバーグレースが読んでも、
なんとなく「お母さんの治療は大変だなあ」、
とわかるように書いてあります。
初 投稿者:鞍作路加
投稿日:2006/07/26(Wed) 15:36 No.3879
本日は、修復治療の初日でした。
#7から#11までの仮り歯を取り、
コアを丁寧に取り外していただきました。
#7はRCTの一回目で薬を入れて頂いたのですが、
グッと全身に力が入ってしまう痛みでした。
ですが、すぐに痛みは消えました。
私の場合は病巣が大きいので、
ガスが吸収されてしまい、
痛みが残らないのだと山崎先生にお聞きしました。
また、#7は二ヶ所にヒビが入っていたそうです。
その部分もきれいに取り除いていただきました。
#7はかなり前に神経を取った歯でしたので、
中の歯がどうなっているか心配していました。
先生には、#7、10、11の歯を残して頂いて、
本当に感謝しております。
ありがとうございます。
#10は根幹をきれいにして頂いているときから、
すでに痛みがありました。
#10、#11ともに病巣が大きいとのことですので、
覚悟して治療に望みたいと思います。
山崎先生、スタッフの皆様、
本日はありがとうございました。
お見苦しい顔で失礼しますが、
どうぞ明日もよろしくお願いいたします。
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