オーシャン03 小1から中3までの歯並びの変化

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August 29, 2018

オーシャンくんの歯
小1から中3までの変化

夏休みになると

検診の紙を持って来る人たちがいます。

全国から患者さんの訪れる

G.V.BLACK DENTAL OFFICEですから

色々な様式があって見ていて

興味深いことが多いのですが、

最近の特徴は田舎になればなるほど

「要矯正」という診断をしている学校が多い

という感じがします。

次に「顎関節症」や「受け口」が登場して来て

それも結局、歯列矯正に話を

持って行きたい様な感じです。

インプラントのフェイクニュースがばれ

やる人が激減しているので

歯医者さんが不景気になり

その解決策として子供をターゲットにした

歯列矯正で荒稼ぎをしたい田舎の歯医者さんが

目立つ様になっているのと何か関係がありそうです。

とはいえ、賢明なあなたであれば

小学生が「要矯正」の紙をもらって来たとしても

中学三年生までは様子を見る

というアメリカ歯科標準治療のルールを

忘れてはいないでしょうから安心なのですが

友人の話やすくて人は良いのだけれど

デンタルIQはボウフラ以下の

和ちゃんのママは歯医者さんに

脅かされると不安になり

あなたがいくら言っても

近所のモデルが本業の歯医者さんの話術に負け

乳歯にブラケットをつけて

矯正を始めてしまいそうなので

画像を見せるのがわかりやすいと優しい山崎先生は考え

オシャンくんの症例を公開することにしました。

オーシャンくんの小学校1年から

中学3年までの歯並びの移り変わりです。

オーシャンくんも前歯に隙間があるということで

歯科検診では何度か要矯正の紙をもらった過去があります↓。

08/29/10  小学校1年 7才4ヶ月  ↑

小学生のうちは「醜いアヒルの子の時代」

と呼ばれるくらい

歯並びは悪くて普通なので

オーシャンくんの様に前歯に隙間があっても

慌てることも焦ることもありません↓。

06/09/13  小学校4年 10才2ヶ月↑

11/10/13  小学校4年 10才7ヶ月↑

05/31/14   小学校5年 11才1ヶ月↑

11/22/14  小学校5年 11才7ヶ月↑

一瞬、隙間がなくなった様に見えても↑

顎の成長が始まるとまた隙間が

空くのもよくあることです↓。

11/29/15   小学校6年 12才7ヶ月↑

06/06/16   中学校1年 13才2ヶ月↑

小学校を卒業して中学生になりましたが

まだ隙間はあるので不安になりますが

15才までは様子見というのが正しい選択

なので観察を継続します↓。

11/26/16  中学校1年 13才7ヶ月↑

05/30/17 中学校2年14才1ヶ月↑

中学2年になり頭蓋骨の成長が遅くなると↑

歯並びも安定し始めて

隙間がだんだんなくなりました。

そして中学3年15才でゼロになりました↓。

05/30/18  中学校3年15才1ヶ月↑

世の中の人が全員オーシャンくんの様にはなりませんが

なる確率は非常に高いのです。

だったら小学生でいきなりブラケットをつけた

歯列矯正をしなくても中学卒業まで待つのが

賢明な選択だとあなたは思いませんか?

アメリカ歯科標準治療は100年以上の歴史があり

歯科医療の中心で活躍している臨床家たちにより

日々更新されていますが歯列矯正の

ブラケットをつけた歯列矯正をするのは15才以上

というのはゴールデンルールとして不動なので

デンタルIQがボウフラ以下の人でも

覚えておくと子供の人生にはプラスになるでしょう。

 

11/06/18 Norman Yamazaki, DDS.